
アパレルの販売員を5年やってきたけど、そろそろ次のキャリアに進みたい!
どの職種だったらなれるのかな?
今回は、販売員を数年経験した後に、ジョブチェンジを考えている人に向けて、アパレルの仕事の中で販売員以外の職種についてまとめていきます。
ジョブチェンジするのは難しいと考えてしまうかもしれません。
しかし、転職などでジョブチェンジをしてキャリアアップすることもできます。



実際に私も転職をしたことで、販売員から企画、生産管理、ECなどの職種を経験することができました。
販売職以外の企画、生産管理などは未経験で求人を出しているメーカーもあります。
すぐにキャリアチェンジしたい人は、以下のクリーデンスといった転職サービスを見てみると参考になると思います。
※採用側は販売経験のある人材を求めているケースも多いんですよね。
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✔︎この記事を書いた人


今回の記事を読むことで以下がわかります。
職種にもよりますが、考え方を広げていくとジョブチェンジは意外と簡単だったりします。
販売員以外の職種で働いてみたいという方はぜひ最後まで読んでいただき参考にしてください。


アパレルの職種は何があるの?
アパレルの職種はたくさんあるので、代表的な職種をまとめていきます。
販売員
ブランドのコンセプトやデザイナー(自社ブランド、セレクト)の意図を理解した上でお客様と商品を繋ぐ役割を担っています。お客様に一番近い存在なので、顧客満足、顧客感動をして頂けるような高いホスピタリティが必要です。
マネージャー/SV(スーパーバイザー)
会社によって業務内容や役職名が異なるかもしれませんが、基本的には店舗と本部のパイプ役でエリアごとに複数の店舗の運営管理を行います。本部で決まった内容を現場に落とし込み、売り上げを最大化させるために店長や現場スタッフの育成、指導を行っています。
デザイナー
洋服のデザインをする専門職です。素材やパターン、縫製などの専門知識も必要になります。また社会や市場の動き、海外のトレンド、競合調査、さらにお客様の求めているものを察知する力が必要になります。会社の業態によって仕事内容は変わってきます。
パタンナー
デザイナーが出したデザインを洋服にするための型紙(パターン)を作成する専門職です。CADというソフトを使ってパソコンで設計していくことも多く、パターンメイキング、グレーディング(サイズ展開)、用尺出しなどパソコンで効率良く作業しています。
バイヤー
仕入れを担当する人をバイヤーと言います。展示会などで買い付けをして店舗に商品として入れることが主な業務です。ファッションの感度が高くコミュニケーション力、商談力が必要になってきます。
MD(マーチャンダイザー)
MD(マーチャンダイザー)とはマーチャンダイジングの頭文字をとったもので、“商品化計画”を意味します。製品や顧客動向、トレンドなど様々な調査分析を行い、商品開発から販売計画立案まで管理します。
適正な商品、場所、時期、数量、価格になっているかで売上や利益に影響が出てくるのでとても重要な役割です。
VMD(ビジュアルマーチャンダイザー)
VMDとは、“ビジュアル・マーチャンダイジング”のことです。
内装や店内のレイアウトなどを計画し、よりお客様に商品を魅力的に見せるような売り場作りを目指すのが、VMDの役割です。
「VP」「PP」「IP」の役割を理解した上で売り場作りを行います。
生産管理
MD(マーチャンダイザー)の立てた販売計画をもとに、商品販売の時期や必要な生産量の予測を立て、納品までを管理する仕事が生産管理のする仕事です。
工場の選定、資材、副資材の発注、原価管理、納期管理、生産コントロールなどを行います。
ディストリビューター(DB)
商品をそれぞれの店舗に分配し、商品の在庫調整をする仕事です。
地域や商業施設によって商品の売れ方は変わってきます。気温や人口などにもよりますし、客層によっても変わってきます。各店舗の特徴を把握した上で適切な商品の分配を行い在庫過多や欠品を防ぎます。在庫のコントロールをしてどの店舗にどの商品をどれくらい配分するのかを選定します。店舗数が多ければ多いほど難しくなります。会社によっては営業が兼任している場合もあります。
プレス
広報・宣伝担当としてブランドや商品のイメージアップや認知拡大を目指す仕事です。ファッション雑誌やTVの衣装などメディアに貸し出しをしたり、実際に商品を紹介することもあり、華やかな仕事というイメージが強いかもしれません。反面、裏では幅広い業務を数多くこなすので激務だったりもします。
EC(イーコマース)
Electronic Commerce(エレクトロニックコマース)の略で「電子商取引」のことを指します。自社で運営するオンラインショップの運営を担当します。アパレル商品のデータの登録、ECサイトの構築、在庫管理、プロモーション活動、オンラインショップに掲載する商品の写真撮影、編集などが主な業務になります。
人事
「人材」に関連するあらゆる業務を担当する職種です。仕事の内容は、会社説明会の企画、運営、面接などの採用活動、新入社員、中途社員、役職者向けの研修などの運営、労務管理などが主な業務です。
会社の業態(SPAやOEMなど)や会社の規模感によっては、プレスとECを兼任していたり、生産MDという職種があったりしますので上記の職種は基本の形として見てください。
2021年9月号は、「販売員のキャリア形成を考える」がメインテーマになっていて、どのようなキャリアデザインを描けるのかを考える良い材料になります。
本社に行くのは難しいのが現状です。【実体験】
いやいや最初にジョブチェンジ簡単って言ったやんと突っ込まれてしまいそうですが(笑)
同じ会社の中で、販売員として経験を積んでから本社に行くというのは狭き門なんですよね。
販売員のときにアピール、実績を作っておかないとなかなか難しいです。
私も実際に同じ会社内で本社へ志願したのですが、全然ダメでした(笑)
販売員数百人〜数千人単位から選ばれるわけなので倍率とんでもないですよね。
そこで、視野を広げて他社を見ることが必要になります。
転職するとジョブチェンジは意外と簡単にできます。【実体験】
転職してジョブチェンジをしてみるのが一つの手です。
同じ会社内でジョブチェンジが難しいのは明らかです。
ここで考えて欲しいのが、アパレルの会社の業態です。
ユニクロのようなSPAの業態以外にもOEM、ODMメーカー、商社、付属メーカー、アパレル向けのweb制作会社、デザイン事務所など種類はたくさんあります。
ここで注意して欲しいのが、MD、VMD、プレス、DBなどの職種は自社ブランドがあってこその職種です。
例えばOEMメーカーに転職してもそもそもOEMメーカーにはMD、VMD、プレス、DBなどの職種はないので、このような職種を目指している人は、社内で実績を作るのにコミットした方が良いです。
しかし、デザイナー、パタンナー、生産管理などのものづくりに関わる職種は、商社、OEMメーカー、デザイン事務所などにもいるので、会社の業態を変えて転職し、経験を積むことができます。(パタンナーはいない場合もあります。)
私自身は、OEMメーカーの採用募集を調べて生産管理として入社しました。
そこで、IllustratorやPhotoshopも学ばせてもらい、企画もやっていました。
そしてOEMで経験を積んだ後にSPAの会社で生産管理として入社できました。
OEMでの経験値はけっこう貴重なので、採用募集されていれば入るのはそこまで難しくないです。
アパレルに特化した求人サイトのクリーデンスなどを利用して理想の会社にステップアップすることもできます。
クリーデンス
※アパレル・ファッション業界への転職を希望する方へ、無料で転職支援サービスを行っています。クリーデンスからしか転職できない非公開求人も多々あり、アパレル・ファッション業界で転職したい方はとりあえずクリーデンスに登録しておくと安心です。
\ アパレル・ファッション業界への転職 /
本気でジョブチェンジしたい人は、同じ会社内でチャンスを狙うよりも転職をして自身の希望職種で経験を積むのが効率的かなと思います。
まとめ
現状、販売員をやっていてデザイナー、企画の仕事がやりたい人は転職がおすすめです。
会社内での社内公募を狙うより、業態を幅広く調べてOEM、ODM、商社、デザイン事務所に転職することで経験を積むことができます。
OEMだと未経験でも採用しているところもよく見ますし、私が働いたOEMメーカーも未経験の人はいました。
未経験でも採用される側面として、販売員の経験があります。
販売員はお客様に一番近い存在でお客様の声を知っていて、店舗にいることでお客様、競合の動向に詳しくなります。
またトレンド、ファッションの感度も現場にいると高くなります。それが企画をするときにとても役に立ち、最大の強みになります。
デザイナー、企画として経験を積みスキルを上げていけば、また自社ブランドがあるアパレル会社に移ることもできるので、一つの手段として選択肢に入れてみてください。