【アパレル接客】初心者向け 素材の知識〜布帛ってなに?〜

【アパレル接客】初心者向け 素材の知識〜布帛ってなに?〜


今回は、初心者の人向けに布帛の素材について解説していきたいと思います。

アパレルの接客のときに素材についての知識があると、商品の見え方もかなり変わってくるので、代表的な素材を中心に説明したいと思います。

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布帛ってなに?


まず、布帛(ふはく)という言葉はあまり聞き慣れないかもしれません。

簡単に言うと織物のことです。

タテ糸とヨコ糸が交わり形成されている布地のことです。

普段の生活でよく着ている布帛の服で言うと、シャツやデニムなどですね。

布帛には、平織り(ひらおり)、綾織り(あやおり)、朱子織(しゅすおり)に織り方が分けられます。

洋服には上記した布帛意外にも、ニット、カットソーなどの種類があり

布帛、ニット、カットソーをさらに細かく見ていくと覚え切れないくらいの種類が存在します。

現在進行形で、商社などが素材開発をしていて新しい素材はどんどん誕生しています。

今回は、布帛の代表的な素材をご紹介します。


ブロード

英国では「ポプリン」と呼ばれ、シャツ地の代表とも言うべき存在。糸の太さは細くなればなるほど柔らかな手触りになります。日本では50番手〜の糸が細いものをブロード、20番手〜30番手の糸が太いものをポプリンとして分類されることが多いです。布面に細かい横畝(よこうね)のある織物で、シルケット加工したものはシルクに近い光沢と質感があります。上品な光沢感、高級感が特徴です。

※横畝(よこうね)…畝(うね)とは生地の表面に盛り上がって見える線のことです。ブロードはヨコ糸の密度がタテ糸の約2倍あるため、この独特な横畝が生地面にあらわれます。

ローン

ローンは細番手を使い、少し粗めに織った薄手の平織りの生地です。さらっとしたタッチで上品な感覚で広くシャツ地として使われています。ローンは、元々フランスで作られた薄手のリネン織物のことをいい、コットンのローンでも適度なハリがあってリネンの風合いを持たせて仕上げているのが特徴です。

オーガンジー

上品な透け感と程良い張り感を持ち合わせていて、固い風合いと光沢が特徴です。ウェディングドレスに良く使われる素材。レディースではスカートやトップスにも使われています。

ジョーゼット

薄く透けてみえる細かい縮緬(ちりめん)ジワのあるのが特徴で、生地を縮ませてシボ感を出しています。透けていてふんわりとした軟らかく優しい感触があります。

※縮緬(ちりめん)…タテ糸にはほとんど撚り(より:ひねる、またはねじって回すこと)のない糸を使っており、ヨコ糸を右や左に撚りをかけながら織った生地のことです。ヨコ糸をねじって回しているため、出来上がった布は縮み、生地の表面に凸凹が浮き出てくるようになります。

サテン

サテンは朱子織のことをいい、生地の名前ではなくて織り方の種類の名前です。サテン(朱子織り)は、タテ糸・ヨコ糸のどちらかが表面に長く浮いているという構造で、まるでどちらか一方向の糸だけで織られているように見えるほど生地面がなめらかなのが特徴です。コットン・シルクなどの天然繊維から、ポリエステル・キュプラなどの合成繊維まで幅広い素材で作ることができます。滑らかな肌触りで上品な光沢感があります。平織などに比べると比較的摩擦には弱いです。

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シフォン

透明感があり、薄地のタテヨコ縮緬を指します。細い絹糸をタテヨコに使い、粗めに織った平織。軽くてソフトな印象です。

ボイル

薄地で粗めの織物。軽くて透けて見えます。タテ、ヨコに細い強撚糸(きょうねんし)を使って平織にし、これを麻織物の風合いに仕上げたもの。

※強撚糸(強撚糸)…標準な撚り数よりも強い撚りをかけた糸のこと。

オックスフォード

ボタンダウンシャツの代表的な素材で、通気性の良い生地。タテ糸、ヨコ糸共に糸を2本ずつ引き揃えた平織の織物です。柔らかく美しい光沢があり、ふっくらとした風合いがあります。シワがつきにくく丈夫なので、スポーツウェアにも使われています。

ツイル

表面に斜めの畝(うね)が浮き出る織物の総称。ツイルは綾織なのですが平織りに比べて、シワになりにくいのもツイルの大きな特徴です。柔らかな肌触りで伸縮性にも優れています。
ツイルは綾織の総称なので、デニムやギャバジン、ダンガリーなどもツイルの一種になります。

シャンブレー

タテ糸には色糸、ヨコ糸には白糸(またはタテ糸と違う色糸)を使用した平織の織物で、布面に独特な霜降りの風合いがあります。この上品な風合いは糸染め織物出なくては出せないものでシャンブレー効果、霜降り効果と呼ばれています。

ダンガリー

デニムの一種なのですが、デニムよりは薄手でタテ糸に白糸、ヨコ糸に色糸を用いています。ちなみにデニムはタテ糸が色糸でヨコ糸が白糸です。

ギャバジン

防水処理が施されているコットン生地で、光沢感やしなやかさのある風合いが特徴です。ドレープ感もあり防水処理されているため密度の高い生地で、スーツやコートなどの素材として用いられています。

シアサッカー

タテの方向に波状の凹凸がある部分と平らな部分とが縞を現した織物。肌にべとつかず清涼感があり着心地が良いです。波状の縞によってシワになりにくいので洗濯してもアイロンかけの必要がなく実用向きです。

メルトン

毛織物を縮絨(しゅくじゅう)した後、織物の表面が見えないように起毛しフェルトのように仕上げた生地。生地の密度を高めているため保温性や耐久性があります。物によっては少し重いです。

※縮絨(しゅくじゅう)…毛織物の仕上げの工程で組織を緻密にし、また毛端を絡ませてフェルト状にする。



最後に


今回は代表的な布帛の生地を紹介しました。

まだまだたくさんあるので全ては紹介できませんでしたが、生地の特徴を知っていることで、商品のおすすめ方法や、商品の比較洗濯方法なども理解できてくると思います。


なかなか覚えるのは大変ですが、ご自身のお店にある商品と紐付けてみると結構覚えられたりしますのでぜひご活用ください。

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