11月に入り、販売員の皆さんはクリスマス、年末の冬商戦が目の前に迫ってきていると思います。
冬は商材の単価も高く、一番売り上げが高い時期です。
しかし、新型コロナウイルスの猛威により、イベント需要が減り今年はいつもとは違う冬になりそうです。
そんな状況の中、お客様の中には変わらず接客してほしい人、近づくのが嫌なので接客して欲しくない人などいろんな感情があると思います。
いろいろな感情を持ったお客様がいるのでとても難しいですが、こんな状況だからこそ店舗で取り組むべきことがあると思います。
服を買う思考の変化に対応した接客を心がける
新型コロナウイルスがきっかけで外出が減り、洋服を着て出かける機会が減りました。
今までは旅行に行くときに着ていく服、仕事や大学などに着ていく仕事着や私服、何かのイベントのときに着ていく服など、洋服を着ていくシーンはたくさんありました。
前まで当たり前にやってきたイベントなどができない状況も増えてきています。
「人に会う機会が減ったからおしゃれをする必要がない」
「同じ組み合わせでもいい」
「今あるもので着まわそう」
など、購入のハードルは高くなっていると思います。
このような状況で店舗で販売員は、洋服をいらないと思っている人が欲しくなるように思考を変化させる接客が必要になってくると思います。
例えば、カーディガンや軽アウターをおすすめするときに「着回しが利く」「着脱がしやすい」などと言っても必要性を感じないです。
このような状況だからこそ使える実用性、メリット、シーンを想像して結びつける必要があります。
「肌を隠せる」
「ゴミ捨てに行くときにさっと着れる」
「コンビニやスーパーに行くときに羽織れて暖かい」
それぞれのお客様に合わせた必要性を感じるような言葉かけ、会話ができるとお客様の満足度も高くなるのではないでしょうか。
POPの力でお客様の購買を促進する
お客様の中には、接客をして欲しくないという人もいると思います。
そのような場合はPOPが効果を発揮してくれるはずです。
思わず手に取ってしまうようなPOPの演出が重要です。
商品特性だけではなく、生活シーンがイメージできるような内容が望ましいです。
「おうちクリスマスに使える〜」
「自分へのご褒美」
「1泊2日のリフレッシュ旅行」
「テレワークを快適に過ごすために」
POPの力でお客購買意欲を高めることが大切だと感じます。
家で過ごす時間が増えたことでストレスを感じている人も多い中、ストレスを発散する、開放する生活シーンの提案をしていくのはいかがでしょうか。
まとめ
接客軸では、コロナ禍のお客様のシーンを想像して必要性を感じる接客の工夫を店舗全体で取り組むことが重要です。
店舗軸では、お客様が思わず手に取ってしまうようなPOPで訴求することで接客を好まないお客様に対してリーチできると思います。
忙しい時期に突入してきますが、アパレル業界の皆さん頑張っていきましょう!